熊を放つ 下巻 (中公文庫 C 34-2)

  • 中央公論新社 (1989年3月1日発売)
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感想 : 2
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ジギー。グラフ。物語全体に人の自我が溢れていて、それに拒否反応を示すのか。読むのに気力を使った。普通に働らく暮らしは自我を捨てて生きることでもあるので。自己正当化の防衛反応が働くのか。顔をそむけつつ読むような読み方をしてしまった。連休中に読了したのも偶然ではあるまい。個性的な人物が多く登場するので誰が好きかという話は面白いかもしれない。ヴッドとトルマーは親しみを覚える人物だった。あとケフ。そうなると、自分はジギーもグラフも嫌いなような気がしてきた。次はホテル・ニューハンプシャーを読みたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年5月3日
読了日 : 2018年5月3日
本棚登録日 : 2018年5月3日

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