太平洋戦争日本軍用機秘録 異端の空 (文春文庫 わ 8-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (2000年7月7日発売)
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本棚登録 : 64
感想 : 5
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 第二次大戦という混乱の世界の中で消えて行った航空機(実用化されていないのも含む)に焦点を合わせた珍しい作品。
 秋水や震電などはそれなりに有名だが、研三はこの本で知った。
 研三かっこいいよ。あの見た目はかっこよすぎるだろう……。丸っとした秋水も好きだけれど、あのすらっとした刀のようなフォルムは素敵すぎる。ぜひともこの世に生まれて欲しかった・・・(涙
 開発段階の話も出るので、航空機のメカニズムにも触れているので、知識がないと読むのも眠たくなる事この上ない←

 しかし、その世界で人人は確かに生きていたし、国の命運を賭けた開発・研究に必死になっている様子が伺える。彼らの仕事には誇りがあったり、それに伴う重大な責務もあった。
 それに屈する事なくやり遂げようという強い意志が、この作品には多く書かれている。

 この本を読むたびに、毎回秋水に会いに名古屋にいきたくなる。マジで。なんで愛知にうつっちゃったのかなー。うううう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 戦争 過去
感想投稿日 : 2009年10月31日
読了日 : 2009年10月31日
本棚登録日 : 2009年10月31日

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