hisamo99さんの感想・レビュー

大暴落1929　(日経BPクラシックス)

著者 : ジョン・K・ガルブレイス 村井章子

• 日経BP (2008年9月25日発売)

1929年の大暴落前後に何が起こったのかの記録。

投機では、楽観ムードのなかで株価が上がるが、信頼性を揺るがす出来事が起こると、伝染する不安のなかで皆が売り急ぐ。株価は一気に下がり、バブルは崩壊する。

「将来は予想可能だと思い上がった人ほど悲惨な末路をたどった」（301ページ）という大暴落の教訓。タイミングをみて売り抜けて儲けるのは難しい。『バブルの物語』と同様の基調。

感想投稿日 : 2021年8月29日

読了日 : 2021年8月29日

本棚登録日 : 2021年8月29日