失敗の本質: 日本軍の組織論的研究 (中公文庫 と 18-1)

  • 中央公論新社 (1991年8月1日発売)
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●ノモンハン事件から始まった六つの作戦でいずれも日本軍が敗退した。その失敗分析と教訓を提起。①前略要因(あいまいな戦略目的など) ②組織要因(人的ネットワーク偏重の組織構造など) 最後に失敗教訓について、米軍との対比で纏めている。
●最大の失敗本質は、特定の戦略原型に徹底的に適応し過ぎて、学習棄却ができず自己革新能力を失ってしまった、と結ぶ。
●簡略になってしまったが、組織人には示唆に富む内容なので、是非とも読んで貰いたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年5月24日
読了日 : 2021年5月24日
本棚登録日 : 2021年5月24日

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コメント 4件

yhyby940さんのコメント
2022/02/09

ビジネス戦略の書籍として読める名著だと思います。

ダイちゃんさんのコメント
2022/02/10

yhyby940さん、今日は。同感です。コメントして頂き、ありがとうございました。

seiyan36さんのコメント
2022/07/19

おはようございます。
ロングセラー本で、良い内容でしたね。

作戦に失敗しても責任を問われない組織、結果よりプロセスややる気が評価されたこと、などが、日本軍の問題点だったとか。
そのようなことが書かれていたと思います。

ダイちゃんさんのコメント
2022/07/19

おはようございます。組織論の名著として、今でも読まれている、と思います。コメントありがとうございました。

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