日輪の遺産 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1997年7月14日発売)
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本棚登録 : 2487
感想 : 312
5

責任と勇気。
この言葉が本書を表現する一番適切な言葉だと思う。
主人公も女学生たちも周辺の人物も
まさにそれをすべて成し遂げていた。

話の舞台と展開は、悲劇そのものだけど
悲しい、切ないのではなく
登場人物らが責務を全うしたことに対する畏敬の念や
それを受けて今の自分を振り返り
今後どうするかを考える示唆を与えてくれた気がする。
読後はスッキリした気分になった。

最終章はやや蛇足感があった。
展開を追っていれば想像できる結末なので
想像で十分補えたのでは。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・地理
感想投稿日 : 2018年9月11日
読了日 : 2011年11月17日
本棚登録日 : 2018年9月11日

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