責任と勇気。
この言葉が本書を表現する一番適切な言葉だと思う。
主人公も女学生たちも周辺の人物も
まさにそれをすべて成し遂げていた。
話の舞台と展開は、悲劇そのものだけど
悲しい、切ないのではなく
登場人物らが責務を全うしたことに対する畏敬の念や
それを受けて今の自分を振り返り
今後どうするかを考える示唆を与えてくれた気がする。
読後はスッキリした気分になった。
最終章はやや蛇足感があった。
展開を追っていれば想像できる結末なので
想像で十分補えたのでは。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史・地理
- 感想投稿日 : 2018年9月11日
- 読了日 : 2011年11月17日
- 本棚登録日 : 2018年9月11日
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