柴田哲孝 著「WOLF」、2015.2発行。読み応えがあり、様々なことを考えさせられます。自然の掟、厳しさ、人間の傲慢さ、動物と人間の関り方・・・。自然界の食物連鎖のの頂点に立つ「ニホンオオカミ」(山犬)「野犬)の生き様を描きつつ、人間はいかに自然と、動物たちと共生するかを問うた力作と思います。観光事業を大事にしたいがため、事実に目をつむってしまう役所の話、空自のミサイルで墜落した?御巣鷹山のJAL-123便で魂を失った元自衛官の話も含まれています。ただ、ひたすら生きる「ウルフ」の生き方、感動しました!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2020年6月16日
- 読了日 : 2020年6月16日
- 本棚登録日 : 2020年6月16日
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