<とんぼの本>向田邦子 暮しの愉しみ

  • 新潮社 (2003年6月25日発売)
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1928年(昭和3年)兼高かおる、1929向田邦子、1930俵萠子、(1931高倉健)、1932岸恵子、1933若尾文子・・・、昭和ひとけた、何か美しいだけでなく、重厚な生き様、そして強烈なオーラを感じます。1981年8月、航空機事故で急逝した向田邦子さん、妹の向田和子さんとの共著「向田邦子 暮しの愉しみ」、2003.6発行です。台所の匂い、食いしん坊の器えらび、お気に入りにかこまれて、思い出さがし・想い出づくり、その素顔と横顔の5つの章立てです。本当に猫好きな方でしたね!
 中ほどに邦子の部屋の見取り図があります。メインは20畳のリビング&台所でしょうか。あとは廊下を挟んで両側に小さな部屋が。端っこに向かい合わせで猫部屋と寝室が(^-^) 南青山のマンション、よく人寄せをして楽しまれたようです。向田邦子&向田和子「向田邦子の愉しみ」、2003.6発行。
 暮らしの愉しみのトップは、何をおいてもシャム猫の愛猫マミオだったでしょう。邦子さんもマミオ君もいい表情ですw。「向田邦子暮しの愉しみ」、2003.6発行、再読。①板前になりたかった。せめて小料理屋のおかみになりたい。かなり本気で考えている ②北アフリカに遊びに行き、日本に帰って一番先に作ったのは海苔弁である ③昭53年赤坂にオープンした「ままや」(平10年閉店)、定番メニューとなった「ひと口カレー」。ままやの料理は揚出し豆腐など、基本的に姉の食べたいもの。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 暮らし・生活・地域
感想投稿日 : 2017年5月31日
読了日 : 2017年5月31日
本棚登録日 : 2017年5月31日

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