アドラー心理学入門 (ベスト新書)

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  • ベストセラーズ (1999年9月15日発売)
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感想 : 28
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常に今・未来に焦点を当てるという点で、トラウマ原因説とは真っ向から反する。言葉に出してどうしてほしいかいうこと。相手の言動から察する文化の日本人夫婦像の難易度の高さをやはり外国人夫に求めるのは到底無理だったのだ。態度、そぶり、言動で伝えようとせず、言葉で伝える。
- 火星人、金星人の男女、子供ができるとみんな地球人になり、見方が異なることが問題になってくる。
- 横の関係を作る。そこでは常に自分の良さを証明する必要はない。子育ても縦ではなく横。
- 適切な行動をして注目されれば、不適切な行動で注目される必要はなくなる。
- ほめるのではなく、喜びを共有する、自分の気持ちを伝える
- 結末を経験させるために口を出しすぎない。ただそれは「自分には能力がある」「まわりは自分の味方である」を経験するためであるので、結果がその逆になりうる場合は体験にゆだねることはできない。
- 「他の人がやらない」ことは自分がやらない理由にはならない。
- 「Aだから(Aがないから)、Bできない」という理由で自分の課題に取り組まないのは「人生のウソ」である。まわりが思わず「それじゃしょうがない」と思うような理由であることが多い。人間は自分の在り方を決めることができる。原因論で決められるのではなくその人の意思で決まる。過去に原因を見出すということは、自分の行動の責任を他に転嫁するもの。
- 本当のことを知って決めるのはまわりでなく、本人。

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感想投稿日 : 2020年7月3日
本棚登録日 : 2020年7月3日

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