三つ首塔 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (1972年8月22日発売)
3.45
  • (52)
  • (77)
  • (176)
  • (26)
  • (3)
本棚登録 : 1076
感想 : 78

音禰の回顧録という形になっているので、終始音禰の視点で物語が進み金田一はちらっとしか出てきません。
推理がまとまって「皆さんお集まり下さい」みたいなシーンもなく、金田一の活躍シーンがないのは少し寂しい気もしました。

しかし、逃避行、次々起こる殺人、意外な犯人。
最後まで犯人がわからないまま、出来事が積み重なっていく展開がとても面白かったです。

横溝正史シリーズのドラマも見ましたが最後まで原作に忠実でした。黒沢年男さんが「音禰!音禰!」と力強く呼ぶたびに笑ってしまいましたが、そんなところも忠実でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年3月23日
読了日 : 2018年12月12日
本棚登録日 : 2019年3月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする