音禰の回顧録という形になっているので、終始音禰の視点で物語が進み金田一はちらっとしか出てきません。
推理がまとまって「皆さんお集まり下さい」みたいなシーンもなく、金田一の活躍シーンがないのは少し寂しい気もしました。
しかし、逃避行、次々起こる殺人、意外な犯人。
最後まで犯人がわからないまま、出来事が積み重なっていく展開がとても面白かったです。
横溝正史シリーズのドラマも見ましたが最後まで原作に忠実でした。黒沢年男さんが「音禰!音禰!」と力強く呼ぶたびに笑ってしまいましたが、そんなところも忠実でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年3月23日
- 読了日 : 2018年12月12日
- 本棚登録日 : 2019年3月23日
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