さいごの色街 飛田 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2015年1月28日発売)
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感想 : 63
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一人の女性ルポライターの、大きなタブーに取り組む愚直なまでの一途な姿勢に、どんなに困難に思える仕事でも、コツコツ粘っていけば成果に繋がるよ!と、勇気づけられる一冊。

もう15年以上前のことだけど、ある仕事で同僚とあの町に足を踏み入れたことがある。ほかの女性も同様だと思うけど、今の時代の日本にこんな街があったのかと、ただショックを受けた。

もちろん著者のように、あの街並みをひとりで歩き取材をすすめる勇気なんて、私にはどこをさがしても無い。

私的には、女性著者のルポものとしては、家田荘子さんの『私を抱いてそしてキスして』と、がが~んと双璧になりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 勇気づけられる本
感想投稿日 : 2015年5月10日
読了日 : -
本棚登録日 : 2015年5月10日

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