東京タワー

著者 :
  • マガジンハウス (2001年12月1日発売)
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感想 : 675
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20歳の大学生、透と耕二。二人は高校時代からの親友であり、偶然にも二人ともひとまわり以上も年上の既婚女性との恋に堕ちる。透は母親の友人の詩史に一途な愛情を持ち続ける一方、耕二は同級生のガールフレンドと付き合いつつ喜美子との不倫も楽しむ。いつもどんな時にも詩史のことで頭がいっぱいの透。恋愛に関しては主導権は常に自分だと思って疑わない耕二。同じ穴のムジナでありながらも全く考え方を異にする二人だが思いがけず、恋愛に翻弄され、苦悩する様子を描く

夜のイルミネーション輝く東京タワーは「大人の人生はキラキラと輝いたステキなもの」の象徴ではないかと江國さんはあとがきで述べている。透と耕二の不倫は東京タワーの成せる技だろうか。
透の様に一人の人間に対して一途で他の人間の存在はどうでもいいーーという恋愛はひどく危険な気がするし、耕二のようにやけにマメに複数の女性と付き合い、ナルシストっぽいのもちょっとねー(ーー;)ムムっ!まぁ、優雅な恋愛でいいねぇー私はよく分からん!!ってのが率直な感想です。でもビミョウな心の動きの描写が江國さんは上手だなぁ~と思いました

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 長編 フィクション
感想投稿日 : 2011年3月29日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年3月29日

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