~あらすじ~
過疎の村と、そこに住む若者、そして遠い約束を胸に抱き続けた老人の物語。
~感想~
不思議なHONORの木と心を揺さぶる太鼓の音が物語に花を添えています。
サブタイトルの「守り続けた痛みと共に」の「痛み」とは老人が友人や想い人をなくしていく中でずっと守ってきた「約束」のことだったのではないでしょうか。
シリアスとギャグが巧妙に織り交ぜられた演出と、舞台装置にも注目していただきたい一品。一部人間が装置になってます(笑)
演技に関して言うなら、いつもながらにキャラの演じ分けが素晴らしいなと。あとは、足を負傷した演技がうますぎる!
足を引きずる演技から普通に歩ける演技に移行するのって難しいんですよね;その逆もしかりですが。
今、普通に動けるキャラクターのはずなのに、前のキャラクターで負傷した演技が癖になっちゃって、変に気にしてしまったり。動けないはずなのに、焦った演技をするときに思わず使えない足の方が動いちゃったり。
役者としての努力がにじみ出ている場面です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
TEAM NACS
- 感想投稿日 : 2009年11月25日
- 読了日 : 2009年11月5日
- 本棚登録日 : 2009年11月5日
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