愛しの座敷わらし 下 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2011年5月6日発売)
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本棚登録 : 1415
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 じんわりといい話だった。

 家族関係が上手くいっていない一家が都会から田舎に引っ越して、不思議な体験をして一つにまとまり、そしてまた帰っていく。
 その中にいたのが座敷わらし。
 姿が見えたり見えなかったり。座敷わらしが何かをするわけではなく、ただの現象として登場する。

 座敷わらしを話題にして、友人ができ、近所づきあいがあり、そして家族がまとまる。
 何かをするわけではないのに、座敷わらしは子どもで小さくて危なっかしくて、ついつい力を貸してしまいたくなる。

 こんな話があってもいいなぁと思った。

 そして早速「座敷わらし 旅館」を検索しているのである。
 一度お目にかかりたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2017年5月28日
読了日 : 2017年5月28日
本棚登録日 : 2014年10月26日

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