“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)

著者 :
  • エンターブレイン (2006年4月28日発売)
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感想 : 542
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文学に関する雑学が気になって読んでみた。内容はまあまあというか、思ったより普通のサスペンスだった。とりあえずこの学園は屋上を厳重に封鎖した方が良いと思われる。すぐ誰かが落ちようとするので。
愁二先輩が誰なのか探しているときは真相が気になったけど、後半は、うーん。簡単に人が死ぬのであんまり感情移入できなかった。ただ、周りの人が普通に考えたり感じたりすることに自分だけ共感できないというのは、こんな極端じゃないかもしれないけど、分からなくもない。
遠子先輩が太宰について語っているとこは好き。でも紙を食べるなんてちょっと本がかわいそうかも。読んでいると本に触れたくなる本。(20110101)

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 作家な行
感想投稿日 : 2011年1月2日
本棚登録日 : 2011年1月1日

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