文学に関する雑学が気になって読んでみた。内容はまあまあというか、思ったより普通のサスペンスだった。とりあえずこの学園は屋上を厳重に封鎖した方が良いと思われる。すぐ誰かが落ちようとするので。
愁二先輩が誰なのか探しているときは真相が気になったけど、後半は、うーん。簡単に人が死ぬのであんまり感情移入できなかった。ただ、周りの人が普通に考えたり感じたりすることに自分だけ共感できないというのは、こんな極端じゃないかもしれないけど、分からなくもない。
遠子先輩が太宰について語っているとこは好き。でも紙を食べるなんてちょっと本がかわいそうかも。読んでいると本に触れたくなる本。(20110101)
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作家な行
- 感想投稿日 : 2011年1月2日
- 本棚登録日 : 2011年1月1日
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