97年に世界幻想文学大賞を取った名作ファンタジー。
独特な言い回しの英文を二人の訳者が翻訳し、その訳文を山尾悠子がシニカルな文章に仕立てるという二重訳。
理想的な都市の終焉と傲慢な主人公の成長が対照的に描かれている。
恒川光太郎作品が好きな方にお勧めできる作品である。
都市の支配者であるマスターが恒川光太郎作品のスタープレイヤーのように思えてならない。恒川とジェフリーフォードの世界が繋がっていると勝手に妄想しながら本作を楽しむのも悪くないだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2022年1月20日
- 読了日 : 2022年1月20日
- 本棚登録日 : 2022年1月20日
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