2008年本格ミステリ大賞ノミネート作品。
初、歌野晶午作品。『葉桜の〜』でお馴染みの著者ですが、本作品が面白いと紹介して頂いたので読んでみました。
本作は五人のサイコパスな登場人物たちがネットを介して知り合い、『お互いが思考を凝らして実践した殺人事件』に対して、ある事件ではミッシングリンクを考えたり、ある事件では密室トリックの謎を解き明かしたりとした、推理ゲームを行う『リアル探偵ごっこ』がテーマ。
途中までは単調に感じる展開が続きましたが、終盤にかけての加速度感やどんでん返しは秀逸。
尚、本作には続編があるとのことで、そちらも今後読んでみたいなと思いました。
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〈頭狂人〉〈044APD〉〈aXe〉〈ザンギャ君〉〈伴道全教授〉。
奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。
ただし、ここで語られる殺人はすべて、出題者の手で実行ずみの現実に起きた殺人なのである……。
リアル殺人ゲームの行き着く先は!?
歌野本格の粋を心して堪能せよ!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月4日
- 読了日 : 2024年3月3日
- 本棚登録日 : 2024年2月20日
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