新聞の書評欄での、数々の讃辞により、ぜひ読んでみようと、書店で探し求め遂にゲット。
題名、内容、装丁、ともに地味目ではあるが、好書に間違いなし。
幕末の喧騒とした世相の中で、困難に打ち勝ちながら、父の櫛挽の技を受け継ぎ、自らも技を究めんとする主人公の真摯な生き方、頁を繰るごとに、たちまちその世界に取り込まれてしまった。
そして、清涼なる読後感。
中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、数々の賞を受賞したことも、宜なるかな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2014年11月10日
- 読了日 : 2014年11月10日
- 本棚登録日 : 2014年10月18日
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