対談者と題名に引かれ、興味を持って購入。
大上段に振りかざした愛国論より、こういった肩肘張らない国家、あるいは国についての話こそ、本当の意味での愛国論といえる。
「尖閣」を端緒とした、ある意味勇ましい国家論が幅を利かせている今日この頃であるが、それらが本当にこの日本のためになるのか、もう一度立ち止まって考えることが必要ではないか。
本書中、半藤氏が述べる「日本は脇役でいいんです。・・・世には強い人がたくさんいましてね。そういう情けないこと言うなと、私、怒られちゃうんですがね。」
それに対し、宮崎監督は「ぼくは情けないほうが、勇ましくないほうがいいと思いますよ。」と答える。
耳を傾けるべき、そしてうらやましき二人の対談である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
対談集
- 感想投稿日 : 2013年8月11日
- 読了日 : 2013年8月11日
- 本棚登録日 : 2013年8月9日
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