(016)妖 (百年文庫)

  • ポプラ社 (2010年10月12日発売)
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本棚登録 : 197
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(あらすじより)
幼さの残る夜長姫は美しい笑顔に似ず、残忍きわまりない。「好きなものは呪うか殺すか争うかしなければならないのよ」――姫の魅力に抗しきれぬ若い匠の恐怖と憧れ(坂口安吾『夜長姫と耳男』)。名もなき衛士が三の姫宮をさらって逃げた。突如巻きおこる疾風のようなロマンス(檀一雄『光る道』)。白粉の下に「男」を隠し「私」は街の奥へ分け入っていく。女装することで変容していく男の心理を描きだした谷崎潤一郎の『秘密』。エロティシズムと夢魔が交錯する、妖気に満ちた世界。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年11月24日
読了日 : 2011年11月22日
本棚登録日 : 2011年11月24日

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