世界を平和にするためのささやかな提案 (14歳の世渡り術)

  • 河出書房新社 (2015年5月26日発売)
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感想 : 31
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韓国在住なんですが韓国政府がだんだん危ない方向に行きはじめたので危機感とともにこの本を手にしました。22人の方による平和のための小さなアイデア。14歳の少年少女が読めるのが前提の本なので小難しくなくて気軽に読めていいです。ユニークなアイデアでは「本を読んでフマジメになろう」の永江朗さんの提案。ものの言い方はちょっと乱暴だけど、間違ったことは言ってないですよね。真面目すぎる人たちが戦争を起こす。いろんな本を読んで味方や考え方にバリエーションを持って意見がコロコロ変わるフマジメなくらいがちょうどいい。これ賛成です。ヨシタケシンスケさんの「おもしろいことを考える」もそういう点通じますよね。辛酸なめ子さんの「瞑想でピースフル」もなかなかいいですね。正統派では世界の多様性を認めることの大切さを説く竹内薫さんの意見に大きく頷きました。でも竹内さんもおっしゃってますが、独裁者とテロリストは、いつまでたっても自分が世界の中心で世界の多様性を認めようとしないのが厄介なんですよね。難しいですね、ほんと。

私の考えは、政治家の方たちがたまには猫耳(犬耳も可)をつけて討論してみたらどうか?ということです。すこし空気が穏やかになりませんか?あと国と国との対話の時も、いきなり本題に入らずに、その国の映画とか歌とか、文化を鑑賞する時間をもてたらいいのでは?とか思いますが…ダメですかね?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年9月1日
読了日 : 2019年8月31日
本棚登録日 : 2019年8月31日

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