アジャイルソフトウェア開発手法の1つである「スクラム」について、実例を交えて書かれた本。文体も読みやすく、ストーリーに沿ったイラストが要所要所に挟まれており導入のイメージがしやすいのが特徴。
アジャイルサムライやアジャイルレトロスペクティブズなどといった、関連書籍を読み合わせることにより、理解が深まりそう。これからスクラムの導入を検討しているのであれば、まずこの本を読むことをオススメする。それくらい分かりやすい内容。
現場によってはスクラムを取り入れることは簡単ではないかもしれないが、小さなプロジェクトで少しずつでも導入し、経験を積んでいくのが効果的と思われる。
陥りやすいポイントや、よくある悩みどころも豊富に書かれているため、共感を得られる開発者も多いのではないかと。そしてこの本を手にとるスクラムマスターの卵が増えることこそが、現場にとって理想的なのではと感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
アジャイル
- 感想投稿日 : 2013年6月21日
- 読了日 : 2013年6月21日
- 本棚登録日 : 2013年5月29日
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