慈しみの女神たち 上

  • 集英社 (2011年5月26日発売)
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本棚登録 : 178
感想 : 6
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読みかかるまでに少し覚悟がいる本の分厚さ。でも、プロローグの「トッカータ」から、この本の魅力に引き込まれる。リテル氏の博識には驚かされる。歴史はいうまでもなく、本文の中で展開される言語学、音楽、美術、哲学、心理学などの圧倒的な知識に唖然!会話も面白いし、主人公の家族、生い立ちも謎がありユダヤ問題にも鋭く切り込み、何より戦争の本質に言及していると思う。ただ、ドイツの階級など、読みにくいところも多い。訳の工夫が欲しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年8月27日
読了日 : 2011年8月27日
本棚登録日 : 2011年8月27日

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コメント 1件

sollers1さんのコメント
2011/10/23

読書意欲を駆り立てられましたが、未だに完読していません。ご指摘の階級名は、確かに読みずらいですね。もう一度とりかかってみます。

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