「赤ひげ」新出去定の無骨だが慈愛に満ちた人情医者物語、と同時に、青臭さが濃く残る医者の卵・保本登の成長物語でもある良作。連作短編形式の作品それぞれは胸がスッとする話もあれば、人間のゾッとする底暗さを見せつけられる話もありますが、これら清濁併せ持っているからこそラストで登が去定に向けて発した言葉に心を揺さぶられます。12年5/7読了。
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2012年5月7日
- 読了日 : 2012年5月7日
- 本棚登録日 : 2012年5月7日
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