藩士・文四郎の少年期~青年期の成長を描いた作品。
同じ道場に通う仲間との友情、父との別れ、隣家の少女への淡く切ない恋心、成長とともに身に付ける秘伝の剣術、そして文四郎はある計画に巻き込まれていく。
読み進めていくにつれ、少年・文四郎が心身とも実直に成長を遂げていく過程は、清々しさと力強さを感じた。
時代小説は苦手としていたが、冒頭にある風景の美しい描写で一気にその心配は無くなった。時代小説を敬遠している方にも入りやすい1冊だと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2013年4月3日
- 読了日 : 2013年4月3日
- 本棚登録日 : 2013年4月1日
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