のうだま: やる気の秘密

  • 幻冬舎 (2008年12月1日発売)
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感想 : 245
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私は朝が弱い。お布団のなかで二度寝は当たり前。目覚まし時計で目が覚めても「まだ無理」とお布団のなかでもぞもぞしてるといつの間にか熟睡。時計を3個用意しても「また鳴るし」と3個目まで寝る。しまいには時計の針を出発ギリギリの時間に設定し直してまた寝る始末。
と、自分のあまりの起きれなさに嫌になった時に手に取ったのがこの本です。『キッパリ!』の上大岡トメさんと、『海馬』『受験脳の作り方』などの池谷裕二さんがコラボし、やる気の秘密を解き明かしていきます。
内容としては“三日坊主はどう克服できるか”がベースなので、私の悩みとは少し異なりますが、本書にある言葉にガツンとされました。

『いつまで待ってたって脳の中から「やる気」は出てきません』
『やる気にスイッチを入れるのは、カラダなんだ!』
お布団のなかで“起きる気”がむくむく湧くのを待っていたって湧くことはないんだ!まず体を起こさなきゃ!なるほど!

コミックエッセイなので30分もあれば読み切れます。
脳のはなし、というと難しそうと敬遠しがちな方にとっても、脳とやる気の仕組みがものすごく分かり易くシンプルに描かれているうえにやる気の出し方もよくまとまっているので、豊富で楽しいイラストと大きな文字で要点よく、というコミックエッセイの良さがよく表れた1冊。
やらなきゃならないのにやる気が起きない…という時はこの本を視界に入れるのも有りかも。この本自体が、私のやる気スイッチになりそうです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自然科学
感想投稿日 : 2014年10月24日
読了日 : 2014年10月23日
本棚登録日 : 2014年10月22日

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