ある路地裏にひっそりとたたずむ博物館「ブロードアレイミュージアム」
そこにある目的を持って配属されたエディ。彼はそこでフェイと名乗る少女に出会う。彼女はこれから人の死が訪れる引き金となる品物に触れることでその死を「見て」しまう能力が。しかもその死について具体的に話してしまうことでその死は不可避なものとなってしまう。
はっきりと伝えることはできないフェイと事情を知る優しい(いわくつきの)住人たち。みんなが一丸となってなみいる事件に挑む・・・
一つの事件ごとの短編集です。なんとなくですが同じ作者の「東京バンドワゴン」シリーズと似たような作り。同じ屋根の下のみんなが力を合わせて・・みたいな。読後感のさっぱりさも同じような。いい意味でね。
ただエディの「隠された目的」とかその他いろんな伏線とか最後にあっさりとバタバタ解明しすぎかな?もうちょっといろいろあってもよかったような。いや面白いんですけどね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2010年11月20日
- 読了日 : 2010年12月3日
- 本棚登録日 : 2010年9月22日
みんなの感想をみる