捨てられる銀行 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2016年5月18日発売)
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地方の零細企業の一経営者として地元金融機関の『雨の時に傘を取り上げる』と言うのは身に染みて感じていた。全て保証協会付でリスクを取らないわ、貸す事のみで経営改善の提案なんぞゼロ、どれだけ口惜しい思いしたかと。確かにその当時は金融庁の指示で不良債権処理が何よりも優先であったが、ただ、今ではもう不良債権処理は銀行の課題でもない中、未だに当時と同じ事をしているところが多数、そう、もう今の金融機関には考える力がないのだと。
森金融長官のこの改革によってどれだけ地銀が変わるかが見もの。実際に北國銀行のように営業ノルマを廃止して徹底して顧客に寄り添う事で業績を上げている銀行もある。
と言う事で弊社メインバンクの某地銀さん、今後とも宜しくお願い致します(・∀・)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2016年11月21日
読了日 : 2016年11月21日
本棚登録日 : 2016年11月21日

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