斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇 (文春文庫 な 47-1 現代日本文学館)

著者 :
  • 文藝春秋 (2000年10月6日発売)
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この本は「斜陽」「人間失格」「桜桃」「走れメロス」など、この一冊を読めば太宰治作品をほぼなめることができるので、とてもおすすめ。

私がもう少しだけ綺麗で、もう少しだけ根性があったら、太宰治と不倫してこの人に私のすべてを捧げて捧げて、どうしようもなくぼろぼろになってみたいな、と思ったのは中学生の頃。子供だ‥。

自意識過剰すぎた女子高校生を乗り越えて、大学生になって、もう一度太宰を読んだら私はどうなるのか?と思って読んでみた。
一番びっくりしたのは前はわけわからんかった「斜陽」に感情移入できたこと。ほんの少しだけ大人の女に近づけたのかしら、遠慮がちにはにかんでみる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  太宰治
感想投稿日 : 2011年9月18日
読了日 : 2011年9月18日
本棚登録日 : 2011年9月18日

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