この本は「斜陽」「人間失格」「桜桃」「走れメロス」など、この一冊を読めば太宰治作品をほぼなめることができるので、とてもおすすめ。
私がもう少しだけ綺麗で、もう少しだけ根性があったら、太宰治と不倫してこの人に私のすべてを捧げて捧げて、どうしようもなくぼろぼろになってみたいな、と思ったのは中学生の頃。子供だ‥。
自意識過剰すぎた女子高校生を乗り越えて、大学生になって、もう一度太宰を読んだら私はどうなるのか?と思って読んでみた。
一番びっくりしたのは前はわけわからんかった「斜陽」に感情移入できたこと。ほんの少しだけ大人の女に近づけたのかしら、遠慮がちにはにかんでみる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
太宰治
- 感想投稿日 : 2011年9月18日
- 読了日 : 2011年9月18日
- 本棚登録日 : 2011年9月18日
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