オオカミと生きる 新装版

  • 白水社 (2008年2月1日発売)
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感想 : 4

いくつもの狼の群れを作り、そのすべての群れの超位アルファとして生活する著者。猛獣に興味を持ち、動物園の猛獣使いから軍を率いマスコットにキツネやクマを飼い、休みの日は未開の部族に会いに行っていたが、オオカミと暮らすことでその生活はオオカミ中心となり、オオカミ的な生き方をこれからも続けるという。
それぞれの群れに行くときはそれぞれの匂いのしみついた同じ服を着る必要がある。そうでないと攻撃を受けるとのこと。抑えるべき局面でオオカミの顎に拳や蹴りを食らわせることで超位アルファの地位を保ってきた。それができるからすごい…。
挨拶のキスがかわいい!遠吠えでみんな戻ってくるっていうのもかわいい。しかし乱暴な生き物だし、決して飼える生き物ではないとよくわかる。また個体によって性格がかなり違う。アルファになれるものとなれないものがいる。イヌとも一緒に育てて比べているし、種類の違う狼もかなり違う。
人間が愛玩するために猛獣の爪や牙を抜いてしまったり、餌に薬物やアルコールを混ぜお金のために飼う、そういうことがされている、という報道には心が痛みます。私たちの無知が動物を残虐に扱ってしまうことを肝に銘じます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年2月28日
読了日 : 2012年2月28日
本棚登録日 : 2012年2月28日

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