珍妃の井戸 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2005年4月15日発売)
3.52
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本棚登録 : 3199
感想 : 346
4

ほぼ一気読み。珍妃の死の謎やいかに?と、、、
二転三転される証言に、登場人物たちと同じように気を揉まれつつ読み進めた。

清代末期の激動を描いたシリーズの第二期という位置付けらしい本作を読み、続編への期待が高まった。

★4つ、8ポイント。
2022.08.26.新


※中国史の知識はほぼ皆無(中学校の社会科レベル)だが、逆に予備知識が無いからこそ新鮮に物語の世界観を味わえている気がする。

※「蒼穹の昴」の続編だというから“春児”の活躍に期待したけれども、ほとんど出てこなかった(苦笑)

※(読解力が無いのかな…?)
結局のところ、珍妃を殺したのは誰?
連合国軍の兵士たち?
・・・・(恥)
   ↑
  ここが、いまいちスッキリしなかったのだけれど・・・他の読者達はちゃんと読み取れているのかしら?読解力不足の哀れな読書好きに、もしよかったらそれぞれの解釈をコメント欄ででも教えてくれる方がいたら嬉しいです。


※巻末解説者は今作を読んで芥川龍之介の「藪の中」を思い浮かべたらしいが、自分が頭に浮かんできたのは・・・
20年以上前の洋画。メグ・ライアンとデンゼル・ワシントンの「戦火の勇気」だった。
(そんなに有名な映画ではないのだけど…知ってる人はいるかな?)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説・冒険小説
感想投稿日 : 2022年8月26日
読了日 : 2022年8月26日
本棚登録日 : 2022年8月26日

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