獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2009年8月12日発売)
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本棚登録 : 10173
感想 : 752
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本屋さんの平置きになってる箇所にあって、目にとまった。大人向けファンタジー…見た瞬間購入決定。「闘蛇編」は主人公エリンの壮絶な人生を歩むこととなる母との別れ、蜂飼いのジョウンの養子となり知識を得て成長していく様、傷ついた王獣リランと出会い心を通わせるべく試行錯誤していく様が描かれている。このジャンルは読み出したら止まらない質なのであっという間に読みきってしまった。エリンを主軸とし、これから関わっていくであろう王国の争い、その周りを取り囲む人々など伏線がいたるところに散りばめられていて、早く先が読みたくなる。壮大なファンタジーではあるが、エリンや周りの人々の思想は考えさせられることが多く、現在にもリンクできる事柄がたくさんある。違った視点で自分を見直すきっかけにもなる本かもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2015年6月19日
読了日 : 2015年6月10日
本棚登録日 : 2015年6月19日

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