作者の作品は、氷点や塩狩峠といった代表作を知りつつも、これまで読んだことが無かった。
メジャーなところにはいかず、ボリュームが少なそうなこの作品を全く事前情報なしで読んでみたのだが、作者自身の幼年期を振り返るものだったので、少し驚いた。(これもまた小説というのだと思うけれど、よく考えるとここまで自分自身を振り返っている作品は初めて読んだように思われる。)
冬の北海道の厳しさと当時の世相、その中で育つ子供の強さと普通さを感じることができた。よくこんなに自分の昔のことを覚えているなあと純粋な感心もあった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年1月5日
- 読了日 : 2013年12月12日
- 本棚登録日 : 2012年5月13日
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