競争と公平感: 市場経済の本当のメリット (中公新書 2045)

著者 :
  • 中央公論新社 (2010年3月1日発売)
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本棚登録 : 1865
感想 : 204
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経済学者が経済現象を一般向けに紹介した新書。タイトルが競争と公平感とあったので、もう少し行動経済的なミクロな内容かと思ったが、ミクロなものも含みつつ、マクロな話もかなり扱ったものだった。新自由主義的な潮流に対して、研究的な知見をあてがって補強していくような内容。タイトルの内容は一部なので、知りたい情報が知れずちょっと残念だった。新自由主義の根拠となる経済現象や研究的知見はわかったものの、それに当てはまる現象を前提の吟味なく載せているような印象を持ち、読んでの納得感はあまりなかった。

——以下、Twitter(リンクは3/16以降)

読了本。大竹文雄「競争と公平感 市場経済の本当のメリット」 https://amzn.to/4bMbUqp 心理学的に経済を眺める行動経済的な知見を交えつつ、新自由主義的な経済・金融の考え方を一般向けに解説した新書。行動経済な内容をもう少し期待したものの、思ったほど多くはなかった #hrp #book #2024b

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年2月24日
読了日 : 2024年2月24日
本棚登録日 : 2024年2月11日

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