ショーシャンクの空に [DVD]

監督 : フランク・ダラボン 
出演 : ティム・ロビンス  モーガン・フリーマン  ウィリアム・サドラー  ボブ・ガントン  ジェームズ・ホイットモア 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
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本棚登録 : 5148
感想 : 673
4

とても辛いけれど、最後の空がとても綺麗なのだと
知人から言われて見てみた作品。
タイトルだけは知っていたが今迄中々見る機会がなかった。

見ている間はとても辛かった。
画面から目を背けたくなることもあった。
ただ、一番酷い場面は映されず配慮がされている。

感動作と話題になっていた映画だが
ネット上の評価は賛否両論、極端にわかれている印象だ。
否定派の方の意見も理解できる。
比較的淡々と描かれており、何かわかりやすい感動できるイベントが
話の中で起こるわけではない。
私は原作は未読なので、原作に比べて感動が薄く無難にまとめられ過ぎ
という意見を見て、確かにそうなのかもしれないとも思った。
確かに受け止め方は人によって大分左右される作品かもしれない。

私は、この淡々と冷静な筆致で事実だけが描かれていくところが
とても良かったと感じた。
なぜアンディがあんなに強くいられるのか、理由も描かれていないが
それもまた良いところかと思った。
語り手はレッドなので、彼の視点から見たとすれば
その描き方で正解なのだとも思う。

淡々と誰にも話さず19年という年月をかけて穴を掘り続けた
アンディの内に秘めた思いの重さは計り知れないが
下水を抜けた後のあのシーンでの彼の感情の発露にその片鱗を見る。

刑務所内でも無償で人助けをしてきたアンディは
缶に封入した手紙でレッドの人生をもまた救う。
これからの二人の行く末は勿論わからないが
青く美しい空とアンディの笑顔に希望を感じた。
あんなにも酷い目に合っていても、まだ笑えるのだと思った。
それは、希望があるからなのだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 洋画
感想投稿日 : 2013年7月28日
読了日 : 2013年7月27日
本棚登録日 : 2013年7月28日

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