長女たち

著者 :
  • 新潮社 (2014年2月21日発売)
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本棚登録 : 747
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長女の立場の女性と、向き合うべき老齢の親との関わりを綴る短編3つ。

地方を発症した母に振り回され、仕事を辞め、付きっきりの介護生活になった直美…家守娘。
志半ばにこの世を去った尊敬する医師の遺志を継ぎ後進国の遅れた医療現場で働くことを決めた頼子…ミッション。
医者ファミリーに嫁ぎ義両親を看取り、その後も更なる孤独から糖尿病になるまで不摂生をした母と共依存のような生活をしている慧子…ファーストレディ。

どれも先の見えない辛い話。
高齢の親を持つ長女としては、身に詰まる話ではありました。
自分が歳をとる時は、周りに迷惑をかけずに元気なままで逝きたいもの。
これは誰もが思うことだけど、そう上手くはいかない、ある意味進化した医療の弊害でもあるのかと、ミッションを読みじんわり思い巡らせているところです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年2月18日
読了日 : 2018年2月18日
本棚登録日 : 2018年2月12日

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