99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社 (2006年2月16日発売)
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・飛行機がなぜ空を飛べるか、その原理は実はよくわかっていない。
・「宇宙はほんの数秒前に誕生したばかり」という仮説を否定できる証拠はない。
・アインシュタインが「生涯最大の過ち」と言った「宇宙定数仮説」は、今は正しいとされている。

・・・このように、科学的な事象も、ほじくっていくとほとんどは「仮説」に過ぎず、また「客観」もしょせんは人間の「主観の寄せ集め」に過ぎず、世の中に100%確かなんてものはまず存在しない。
だから、教えられたことやいま観察できることを鵜呑みにすることなく、頭(考え方)を柔軟に保ちましょう。
そんな本であります。

こうして見ると、「科学」も相当に人間くさい営みなんですねぇ・・・。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 科学
感想投稿日 : 2019年6月10日
読了日 : 2006年7月5日
本棚登録日 : 2006年7月5日

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