武士道シックスティーン (文春文庫 ほ 15-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年2月10日発売)
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剣道青春ストーリー「武士道シックスティーン」
武蔵を師匠と崇める剣道エリートの「香織」は、中学最後の大会で無名の選手「早苗」に敗れてしまう。人生は斬るか斬られるか毎日が戦いと考える香織に対し、早苗は勝利にこだわらず自分の成長にこそ喜びを感じるタイプ。相反する二人が同じ高校に進学し、剣道部で再開を果たすのだが。。
読んでみると香織と早苗がイキイキと描かれ、試合の時の掛け声が「ンメアァーッ」とか本格的で面白かった。剣道やってた人には「あるある」と感じられるところも多いはず。最初は単純に剣道の試合までの過程がメインの話と思っていたが、良い意味で裏切られました。剣道の心構え、悩み、楽しさなど、結構、深いところまで考えさせる内容。続きがとても気になる展開で本巻は終了。次の「セブンティーン」が早く読みたい!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 学園小説
感想投稿日 : 2012年8月6日
読了日 : 2012年8月6日
本棚登録日 : 2012年8月5日

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