六の宮の姫君 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M き 3-4)

著者 :
  • 東京創元社 (1999年6月20日発売)
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本棚登録 : 2807
感想 : 280
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芥川龍之介にまつわる書誌学的ミステリー。
文学部の学生でない私には難しくて、「私」が正ちゃんにドライブ中に熱く語る内容が頭に入ってこず、お恥ずかしい限り…
でも結局このシリーズに共通の日常の謎、というか人生のあれこれが鮮やかに描かれる。
今回も見方によっては、円紫さんの掌の上という感じがしてしまうけれど、あくまでも「私」が自分で試行錯誤し、卒論執筆や謎解きを通して、成長していく。将来への期待と不安に満ちたエンディングだと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2020年5月16日
読了日 : 2020年5月16日
本棚登録日 : 2020年5月12日

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