芥川龍之介にまつわる書誌学的ミステリー。
文学部の学生でない私には難しくて、「私」が正ちゃんにドライブ中に熱く語る内容が頭に入ってこず、お恥ずかしい限り…
でも結局このシリーズに共通の日常の謎、というか人生のあれこれが鮮やかに描かれる。
今回も見方によっては、円紫さんの掌の上という感じがしてしまうけれど、あくまでも「私」が自分で試行錯誤し、卒論執筆や謎解きを通して、成長していく。将来への期待と不安に満ちたエンディングだと思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2020年5月16日
- 読了日 : 2020年5月16日
- 本棚登録日 : 2020年5月12日
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