犯人に告ぐ

著者 :
  • 双葉社 (2004年7月1日発売)
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本棚登録 : 2363
感想 : 421
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*闇に身を潜め続ける犯人。川崎市で起きた連続児童殺害事件の捜査は行き詰まりを見せ、ついに神奈川県警は現役捜査官をテレビニュースに出演させるという荒技に踏み切る。白羽の矢が立ったのは、6年前に誘拐事件の捜査に失敗、記者会見でも大失態を演じた巻島史彦警視だった―史上初の劇場型捜査が幕を開ける。第7回大藪春彦賞を受賞、「普段ミステリーや警察小説を読まない人をも虜にする」と絶賛された、世紀の快作*

この数年で何度読み返したことか…。読むたびに様々な感情が押し寄せ、心を揺さぶられ、しばし物語の中に佇む。ストーリー構成、展開、臨場感、スピード感、心理描写、全てが揃っての世界観は圧巻。何よりも登場人物の描写が、敵味方関係なく、端役に至るまで素晴らしい。間違いなく、警察小説の白眉たる作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 奥様、waltzをもう一度
感想投稿日 : 2018年5月31日
読了日 : 2018年5月31日
本棚登録日 : 2015年2月5日

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