世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上下)合本版(新潮文庫) [Kindle]
- 新潮社 (2020年12月18日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (715ページ)
感想・レビュー・書評
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ああ村上春樹さんってやっぱ天才やわと思った。些細な表現に至るまで描写が凄くて贅沢で、あとなんか洒落ていると思った。残念ながら自分は読解力無さすぎて一度読んだだけではストーリーを理解できてないのだけど、それでもこの世界観に心ときめいた。
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読後感のじーんとする良い小説だと思うが、どうしても登場人物が必要以上にカッコつけて虚勢を張っているように思えてしまう。作中に度々出てくる映画や音楽や酒などの固有名詞も安っぽく感じられる。ハルキストからはお叱りを受けるかと思うが。
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おもしろかった!名言多い
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街とその不確かな壁を読み終えたあとの再読。前者を読みながら村上春樹って何歳?と思うほど若く感じたが、こちらを読むともっと若かった。同じ舞台、同じセリフ、それが別物として配置され、調和され、物語化されていくところが面白い。作家は嫌じゃないのだろうか?要らぬお節介をしてまうが。
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もっとも読んでる春樹作品。博士いいね。春樹作が安定しているのは、ストーリーの神話性が骨格を支えているからかな、などと思う。
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村上春樹の小説を初めて読んだのだが、なかなか印象深い作品で、長い割にストレスなく読み進めることができた。
独特な言い回し、登場人物の思考回路から『村上ワールド』を感じた。
中盤あたりだったか、『ハードボイルドワンダーランド』と『世界の終り』の繋がりが見え始めたところには、読みながら興奮を覚えた。 -
村上春樹の小説の中でも、一番お気に入り。二つの物語が交互に繰り広げられるので、テンポ良く読み進められます。
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2024.04.05