タイトル通り、誘拐テーマの競作。
有栖川有栖のEMCシリーズの一遍がこの本にしか
収録されていなくて。。。。「二十世紀的誘拐」。
短編は、目の付け所が勝負、の見本でしょう。
面白かったのは、法月綸太郎「トランスミッション」で、
この中で子どもを亡くして離婚した作家が
パスタゆでていたりするシーンがあって、
「なんか村上春樹っぽい。。。」と思ってたら、
ダンスダンスダンスを口ずさんだりしだして、さらに・・・
と。TVで「いいとも」を見る、というくだりで
ハッと。「これはない・・・・」と思った。
村上春樹を全作読んだわけじゃないけど、多分、作中に「いいとも」を見る登場人物は出ないと思う。
登場人物が「いいとも」見てるうちはノーベル賞候補は無理だなーと思った次第。
いえ、この話自体はまずまずだったんですよ、
イアン・カーティスとか、好きなガジェットもあって。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
➖2010/03
- 感想投稿日 : 2016年2月25日
- 読了日 : 2010年3月15日
- 本棚登録日 : 2016年2月25日
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