草莽枯れ行く (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2002年5月17日発売)
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本棚登録 : 290
感想 : 36
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偽官軍として処刑された相楽総三と清水の次郎長を主役に幕末史を描いている。相楽総三ってるろうに剣心の相良左之介のエピソード程度しか情報がなかったが、関東、中部を中心にかなりの活動を行っていたことを知った(創作の部分もあるにせよ)。次郎長の交友関係の広さにちょっと無理はあるが、倒幕、佐幕側両面の人物を描写するにはうってつけだったとも言える。
白眉は西郷。怜悧で恐ろしい存在として描かれている。この西郷を主人公に西南戦争を書いて頂きたいと思う。一方で大久保利通は出番まるでなし…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年4月13日
読了日 : 2014年4月13日
本棚登録日 : 2014年4月13日

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