一流の人をつくる 整える習慣

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  • KADOKAWA/中経出版 (2015年6月12日発売)
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医学部教授が、自律神経の習性を徹底的に考えて、普段の生活の何気ない行動のひとつ一つを分解して、解説して、より良い整え方を示している。

曰く、朝の駅までダッシュは自律神経を乱す、自律神経は一度乱れると整うまで3〜4時間かかるから、ゆっくりリズム良く歩こう、そのためにはいつもより5分早く家を出ること、など。

避けるべきは、探すこと、選ぶこと、窮屈であること、焦ること、不安を感じること、急激な温度差、睡眠不足、、、

行動を最適化するために、やるべきことは、片付ける、諦める、準備する、目的を決める、急がない、心の不調は体を整えることで解消する、次の行動を決める(1個の法則)、何となくという時間の使い方をやめる、マイナスイメージの上書き、、、

一つひとつの行動を意識し、決定し、行動の質を上げ、ちょっとしたストレスを避ける。そうやって、自律神経を整える。この積み重ねで、人生のクオリティが上がっていく。

ただ、ストレスは複数もって、ストレスに対する耐性をつけるのが良い、という章もあった。

サラッと読んでしまえるが、これらの行動の一つひとつを意識し、実践するには、この本を常に携帯し、辞書のように参照するしかないと思う。

ちなみに、私の生活は、この本に書かれている良くない例のオンパレードで、、、。よく自律神経失調症にならずにすんでるな、私。あるいは、ストレスは複数もつ方が良い、に当てはまりまくっているのだろうか?

あ、何よりも実践しようと思ったのは、1個の法則。朝、職場に着いたらまず何から手をつけるか決めておく、昼休憩から席に戻ったら何をやるか、帰宅後ソファにどっかと座る前にまずは何か一つやることを決めておく、など。そうすると、一つやったら、その後するすると紐づいてやることが発生する。そういうのが良いのだそうだ。

これは、やってみる。以上。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年1月20日
読了日 : 2023年1月20日
本棚登録日 : 2023年1月20日

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