盗人の報復: ヴァルデマールの絆 (C・NovelsFantasia ら 1-4)

  • 中央公論新社 (2010年6月1日発売)
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本棚登録 : 105
感想 : 14

待ちに待った続刊!
という事で、勇んで読み始めた。
読了後の感想は、まあ、こんなもんかな、って感じ。
予定通りの満足感、という。

この感想は、決してネガティブなものじゃないことに注意。
ヴァルデマール年代記である以上、きっと落胆は有り得ない、と思ってる。
そして、その期待は裏切られた事がない。
本作は、その期待値の想定内だった、ということ。

そして、本シリーズも三部作。
シリーズを重ねるごとに読了後の感嘆が増していく事は間違いない。
スキッフの成長譚であると同時に、きっと、アルベリッヒの物語でもあるような気がする。

少年スキッフの小賢しい小狡さ。
武人アルベリッヒが持つ孤高の気高さ。
この二つがどう絡まり合って、物語を紡いでいくのか、楽しみすぎて堪らない。
その片鱗は、本書からでも感じることが出来る。

あとがきで書いてあったのは、創元から出版された「<a href="http://mediamarker.net/u/ikedas/?asin=4488577121" target="_blank">魔法の使途</a>」のことなんだろうね。
その辺は上手い事、調整してもらいたいなー。
未訳作品は山ほど残ってるわけだし・・・。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年11月13日
読了日 : 2010年7月9日
本棚登録日 : 2018年11月13日

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