花渡る海 (中公文庫 よ 13-3)

著者 :
  • 中央公論新社 (1988年9月10日発売)
3.58
  • (1)
  • (5)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 62
感想 : 3
3

人は置かれた環境の中でベストを尽くそうとするのが自然な姿なのだと思いました。最後は運が影響しますが、あくまでベストを尽くさなければならないのだと思いました。

久蔵が漂流してロシアで過ごした期間は数年であっても、その激動を生き抜いたということが尊いのだと思いました。

久蔵が川尻に戻ってからの半生はまた大変なことだったのでしょうが、ボクは久蔵の心理を考えなければならないと思いました。

やはりボクは吉村昭の文体が読みやすいと感じ、司馬とはまた違った読了感に惹かれるのだと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 吉村昭
感想投稿日 : 2016年6月22日
読了日 : 2016年6月22日
本棚登録日 : 2016年6月22日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする