傾国子女

著者 :
  • 文藝春秋 (2013年1月11日発売)
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本棚登録 : 231
感想 : 42
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白草千春の一代記ですが、様々な男たちが彼女に近づいて離れていきます。
美女の宿命はだいたい似たようなものなのでしょうか。

恐らくほとんどの女性は美人に生まれたいと思っているのでしょうが、本書を読めば、美女ほど真の幸福からはかけ離れるのではないかと感じました。

美女は若さも武器とすることからすれば、若いうちに至福を得てしまい、衰えたあとの人生を思考せず、人生中盤から後半にかけて堕落するパターンとなるのが一般的なのでしょうか。
イケメンは出世できない論も含めて熟考すべきと思いました。

面白く一気読みできました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 島田雅彦
感想投稿日 : 2013年11月19日
読了日 : 2013年11月19日
本棚登録日 : 2013年8月27日

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