ああマキューアン。苦手なのに読んでしまうマキューアン。すっごいメタな小説でした。でも小説ってみんなそうじゃん?と言っているようなこの作品。読みどころはたくさんあって、セリーナみたいに、「自分を投影できるほどほどのリアル感とハッピーエンド」を求めて小説を読むのは邪道なのか? とか、作家の人生がその作品にどれほど反映されているものなのか?とか、著者自身の自虐的な皮肉とか、出版業界のこととか、作中作がおもしろいとか、語りどころは色々。恋愛小説としてはどうなんでしょう?やっぱ変態ばっかじゃない?(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年6月9日
- 読了日 : 2015年6月9日
- 本棚登録日 : 2015年6月9日
みんなの感想をみる