オズフェストへの出演以降、快進撃を続ける人間椅子。
バンドが活動を開始してから25年以上経過してピークを迎える、というのは海外でもAnvilなど限られた例しか知らない。
その快進撃の原動力、和嶋氏の自伝は文学的な筆致でリアリティ溢れる半生が綴られており、えもいわれぬ迫力に充ち充ちている。
読み終えてから、当時「誰かの耳に届くのだろうか」と不安に駆られたという「人間失格」であるとか一本の大木に寄り添って生まれた「胡蝶蘭」を聴くとまた味わい深い。
本書で言及されている曲を集めたサウンドトラックなど欲しいところである。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年2月27日
- 読了日 : 2017年2月27日
- 本棚登録日 : 2017年2月27日
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