ページをめくるたびに体中の血が沸き立つような感覚をおぼえる。
変化の激しいソフトウェア開発の世界においても本質は変わらず、自身のキャリアの旅程に佇むエンジニアを奮い立たせてくれる。
ミュージシャンの経験を筆頭に、実に多彩なバッググラウンドを持つチャドファウラー。
であるからこそ、様々なメタファーが飛び出す。
「自分がいちばん下手な環境で演奏する」「試合のまえには基礎的な練習を積むべき」
あらゆる角度から、情熱をもて、自分でハンドルを握れとせき立てる。
この本に収められたエッセイのうち、ひとつも心に響くものがないのであれば目指すべきキャリアはソフトウェアエンジニアにはないだろう。それくらい強靭な一冊だ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年6月10日
- 読了日 : 2020年6月10日
- 本棚登録日 : 2020年6月10日
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