僕がこの本を手に取った理由は、古田敦也という、選手としての実績もリーダーとしての知性と人格も申し分ないと思われた人が、なぜ監督としてあれほどの失敗をしたのか。それを金子さんが書いているということで、すごくワクワクして読みはじめた。さすがに、エピソードがちりばめられた内容はすごく面白く、あっという間に読み進めたのだけど、僕の求めてた失敗の理由については、少し物足りない面があった。僕なりの解釈は、野村さんを反面教師にしようとして、選手を自分と同じレベルに置き過ぎたのかな、大人扱いすることによって、統制面やコミュニケーション面で失敗したのかな、といったところ。いずれにせよ、古田さんは絶対球界に帰ってくるべき人材だし、その時は心から応援したいなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
Sports
- 感想投稿日 : 2012年6月5日
- 読了日 : 2012年6月5日
- 本棚登録日 : 2012年6月5日
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